故障診断 


   


故障診断5



 ジュークボックスの故障 一言ではとても言い表せない物 で 出来るだけ分かり易く 説明していくつもりですが
 順序を追って 少しずつ解説していきたいと思います
 メーカー別に分岐したり 多少 前後することも あるかと 思いますが 参考になればと 平成28年10月9日(日)より  長期に渡るかも分かりませんが 記載していきます
 
 




  Lock-olaの場合
 
       
                                    
 Lock-ola製の選曲動作は前述の説明からメカの書き込み側の
 ソレノイドがオンしてライトインキャリッジが回転して選曲した
 場所のピンを起こします ピンが起きると 読み込み側のリード
 アウトキャリッジが回転して 起こされたピンを探して ピンに
 当たるとピンを戻すと同時に グリッパーモーターが回転して
 アームユニットが動作してレコードを挟み取り出してターンテー
 ブルに乗せてレコードアームが レコードに乗り演奏を始めますが
 アームユニットが固着や粘着を起こしている場合が多く 酷い時
 はグリッパーモーターの内部のギヤが割れたり欠けたりしています
 修復はかんり困難です まず 原因となるアームユニットを分解
 洗浄 給脂して円滑に動くようにしてから グリッパーモーターを
 修復します                                    
    



   

 右端の画像は本体前面右下ににあるクレジットの内部の
 基板に異常があり半導体(SCRもしくはサイリスタ)交換した
 画像です半導体の足の配置は少し違いますが何とか交換

 それと書き込みや読み込みが特定の場所に限って演奏出来
 ない場合もありますが それは大体メモリーユニットの
 接触不良が多いです
 読み込みのチェックは書き込み側のピンを起こすとメカが動き
 出し 読み込みを始めます 読み込まない時は基板面と
 接触端子の接触不良が多いです 洗浄して 接点復活材を
 塗布してみます

  


 rock-olaとraw amihはメカニズムの構造はよく似ていて修理箇所も
 よく似てます あまり故障件数は少ないですがこれまでの手順で
 大体 動作するようになるはずですが ライトインキャリッジの
 モーターの不良も見受けられます

 次にアンプのトラブルですが個人的な感覚ですがrock-olaの
 アンプからは 少々ノイズが多い様に感じます 1969年以降の
 プリアンプは古いICが使われています 最近のOPA2604等と
 配置 電圧は共通ですので交換すればかなり良くなります
 プリアンプからメインアンプの間にボリュームがありますが
 内部の接触が悪くなっていてスムーズに変化しなかったり
 ガリガリイオンがしたりもします
 1968年以前のアンプは管球式です トラブルの原因の殆どが
 コンデンサーの劣化 液漏れで 電源回路の平滑コンデンサー
 も含めて交換の必要があります

 
    

 片側チャンネルのメインアンプのノイズが酷いので ドライバー基板  のパーツのチェックと交換 パワー段のトランジスタの不良で交換

  

  

以降工事中


  
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 Seeburgの場合
 
 Lock-olaの場合

 Wurlitzerの場合

 Rowe AM Iの場合

 ビクターの場合

 コロンビアの場合





  これまでの説明は動作原理は初期の  1950年から1959年の管球式の物もそ  れ以降の1970年頃までほぼ同じです  1971年頃から コンピューター制御
  になります 



 
 


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