Lock-ola製の選曲動作は前述の説明からメカの書き込み側の
ソレノイドがオンしてライトインキャリッジが回転して選曲した
場所のピンを起こします ピンが起きると 読み込み側のリード
アウトキャリッジが回転して 起こされたピンを探して ピンに
当たるとピンを戻すと同時に グリッパーモーターが回転して
アームユニットが動作してレコードを挟み取り出してターンテー
ブルに乗せてレコードアームが レコードに乗り演奏を始めますが
アームユニットが固着や粘着を起こしている場合が多く 酷い時
はグリッパーモーターの内部のギヤが割れたり欠けたりしています
修復はかんり困難です まず 原因となるアームユニットを分解
洗浄 給脂して円滑に動くようにしてから グリッパーモーターを
修復します
右端の画像は本体前面右下ににあるクレジットの内部の
基板に異常があり半導体(SCRもしくはサイリスタ)交換した
画像です半導体の足の配置は少し違いますが何とか交換
それと書き込みや読み込みが特定の場所に限って演奏出来
ない場合もありますが それは大体メモリーユニットの
接触不良が多いです
読み込みのチェックは書き込み側のピンを起こすとメカが動き
出し 読み込みを始めます 読み込まない時は基板面と
接触端子の接触不良が多いです 洗浄して 接点復活材を
塗布してみます
rock-olaとraw amihはメカニズムの構造はよく似ていて修理箇所も
よく似てます あまり故障件数は少ないですがこれまでの手順で
大体 動作するようになるはずですが ライトインキャリッジの
モーターの不良も見受けられます
次にアンプのトラブルですが個人的な感覚ですがrock-olaの
アンプからは 少々ノイズが多い様に感じます 1969年以降の
プリアンプは古いICが使われています 最近のOPA2604等と
配置 電圧は共通ですので交換すればかなり良くなります
プリアンプからメインアンプの間にボリュームがありますが
内部の接触が悪くなっていてスムーズに変化しなかったり
ガリガリイオンがしたりもします
1968年以前のアンプは管球式です トラブルの原因の殆どが
コンデンサーの劣化 液漏れで 電源回路の平滑コンデンサー
も含めて交換の必要があります
片側チャンネルのメインアンプのノイズが酷いので ドライバー基板 のパーツのチェックと交換 パワー段のトランジスタの不良で交換
以降工事中
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